東京のあじさいの名所である高幡不動尊の裏山には、約7,500株のあじさいと山あじさいが咲いています。
2018年6月1日(金)~2018年7月7日(土)のあじさい祭りの期間中には、「山内八十八ヶ所めぐりクイズの会(毎日)」や「奥殿特別寺宝展及び鳴り龍拝観(毎日)」「茶庭拝観(毎日)」なども開催されています。
山内八十八ヶ所めぐり
高幡不動尊の裏山には、八十八体の弘法大師像がまつられ、その巡拝路添いに約7,500株のあじさい、山あじさいが咲いています。
四国八十八箇所参りと同じご利益がえられるミニお遍路
山内八十八ヶ所巡拝路には、それぞれ表情の違う弘法大師像が並んでいます。こちらのお山には四国八十八ヶ所霊場の写しがあり、四国八十八箇所参りと同じご利益がえられると言われています。
ハイキングコースのような巡拝路
小高い丘を登り階段を上ったり下ったりする、山内八十八ヶ所巡拝路。私、1度このコースを歩いた事があるんですよね。だから、この道の過酷さを知っているんです。今日の気温は33℃、この気温でこのコースを歩くには体力と気力が必要ですね。
スタートして直ぐに汗が吹き出し、この先、歩く自信がありません。今回は歩くのは断念し、コースアウトして最終の山内第88番に来ました。
山内八十八ヶ所巡拝路には普段見る事のない山あじさいが咲いているので、体力のある方は挑戦してみてください。
四季の道は体力がなくても歩けます
山内八十八ヶ所巡拝路入口から真っ直ぐ進むと、比較的なだらかな道の「四季の道」があります。こちらも満開の紫陽花が咲いているので、体力のない方はこちらがおすすめです。
四季の道を進んでいると人だかりがあり、ザワザワしているので覗いてみたら「ヘビがいました!」顔は小さいのに胴体は太く、全長50センチ以上はあったかな。
この場所でヘビが居ると言う事は、丘の上を歩く山内八十八ヶ所巡拝路にも居ると言う事になりますね。紫陽花はきれいだけど、足元は十分注意して歩いてください。
高幡不動尊 金剛寺の境内
関東三不動の一つである高幡不動尊は、弘法大師が起こした真言宗のお寺です。室町時代に建てられ、土方歳三の菩提寺として新撰組の石碑や土方歳三の像、更に奥殿には土方歳三の書簡ほか多くの新選組資料が展示されています。
3万坪と広大な境内には、あじさいが咲く不動ヶ丘や重要文化財の「仁王門、不動堂」また「五重塔、弁天堂、奥殿」など見どころが沢山あります。
不動堂
不動明王が祀られている不動堂では、毎日、護摩祈祷が行われています。1日に数回行われるので、スケジュールが合えば参加してみてはいかがでしょう。護摩修行のスケジュールはコチラで確認してください。
13時から護摩祈祷が始まりました。途中から入るのも申し訳ないので、外からそっと覗いていました。お経の声を聞いているだけで、なんでありがたい気持ちになるんでしょうね。
神様と繋がるためにお線香&ローソクを供える
お経を聞きながらありがたい気持ちになったので、お線香とローソクを各100円で購入しお供えをしました。「ロウソクに火を灯し、お線香を炊く」事で神様と繋がると言われています。
不動明王がなぜ恐い顔をしてるの?
恐い顔をしている不動明王ですが、「動かない守護神=不動」と言う意味をもち、密教の五大明王の中の代表的明王と言われます。
そんな不動明王がなぜ恐い顔をしてるのかと言うと「恐ろしい姿や武器を使って、強引にでも煩悩にまみれた人々を救う」そんな思いから、「目を見開き、牙をむき出し、炎を背中に背負い」恐ろしい姿をしているようです。
奥殿
丈六不動三尊像や文化財を収蔵・展示する為の御堂で、新撰組の資料も多くあります(拝観料300円/月曜日休館)
大日堂(鳴り龍)
高幡山の総本堂である大日堂は、江戸時代安永八年の大火で焼失し昭和五十七年から五年の歳月をかけて根本改修工事が行われました。
天井に墨絵「鳴り龍」が書かれている部屋があり、手を叩くと不思議な音がなり「願いが叶う」と伝えられています。こちらは拝観料がかかります。
弁天堂
福徳弁財天が祀られている弁才天堂です。ご利益は「商売繁盛、金運上昇」とお金に関係する以外にも「縁結び」などのご利益もあります。※ご縁日は毎月15日です。
大師堂
大師堂安永8年(1779)の大火により消失し、昭和9年に再興され2012年5月に再建されました。大師堂には、弘法大師四国八十八箇所霊場のお砂が収められています。
お参りする時は「南無大師遍照金剛(なむたいし へんじょうこんごう)」と唱えてください。
五重塔
塔高39.8m、総高45mの五重塔は、平安初期の様式を模した塔です。五重塔の地下には千体地蔵堂と休憩所があるので、是非立ち寄ってみてください。
千体地蔵堂&無料休憩所
五重塔の直ぐ近くに入口があり、ここから「千体地蔵堂」と「無料休憩所」に行く事ができます。
休憩所内にはテーブルや椅子が並び、お守りなども販売されていました。また無料でお茶を飲むことができます。
休憩場の直ぐ近くには、小さな地蔵が並んだ「千体地蔵堂」があります。名前は”千体”ですが実際は4,000体ほどの地蔵が奉納されているようです。
事務局&御朱印
大日堂の手前を右に曲がると納経所があり、ここで御朱印を書いていただくことができます。高幡不動尊では「不動明王(関東三十六不動、大日如来、弘法大師、多摩新四国八十八霊場、弁財天」の5種類の御朱印があります。
何も言わないでお願いすると「不動明王」と書かれた御朱印になります。平日だった事もあり、約5分ほどで書いてもらう事ができました。
お土産店
こちらは仁王門を入り左側にあるお土産店です。お店自体はそれほど大きくありませんが、高幡まんじゅうなどを買う事ができます。
開運そば
高幡不動尊の前の信号を渡ると直ぐに「開運そば」があります。平日の11時45分に伺いましたが、この時は並ばすに入店する事ができました。12時近くになると並んでいたので、平日でも11時30分から12時までには入店した方が良いでしょう。
「金運大吉席」など席ごとにご利益が異なる、旗が置かれていました。何も知らないで案内されたけど「金運大吉」っていいですよね。
今回注文したのは「かき揚げざる蕎麦1,100円」と「わんこ縁結びそば1,000円」です。かき揚はサクサクして美味しいく、わんこ蕎麦は「とろろ、えび天、山菜」など味わうことができます。
こちらはお店の名前にも入っている「開運」が、かまぼこに焼印されていました。「開運を食べて開運を得る」となればいいけど。
帰りにレジに置かれていた「開運招福」をいただきました。東だったか西だったか…どちらかの方角に貼るよ良いと言われたけど、どっちだったかな?
青空の中、見頃を向かえた紫陽花はとてもキレイでした。しかし、今日は気温が高すぎて紫陽花を鑑賞しているだけで汗だく。できればもう少し気温の低い日に来たかった…。
7月に入ってもキレイな紫陽花を見る事ができるので、天気の良い日に是非訪れてみてはいかがですか。
高幡不動尊の詳細・マップ
高幡不動尊(たかはたふどうそん) | |
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住所 | 東京都日野市高幡733 |
拝観時間 | 8:00~17:00 |
ご利益 | 家内安全・商売繁昌・身体安全・厄災除・災難消除など |
アクセス | 京王線「高幡不動駅」より徒歩約3分 中央線・多摩都市モノレール「高幡不動駅」より徒歩約5分 |
公式ホームページ | 高幡不動尊ホームページ |
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