台南には歴史のある建物が多く残る、写真を撮る事が好きな人にはおすすめの都市です。撮影スポットが沢山ある中、人気なのが神農老街です。
狭い路地には古民家やカフェ・雑貨店などが並び、レトロな雰囲気が楽しめます。300mほどの短い範囲なので、カメラ片手に散策してみました。
神農老街の街並
バス停から神農街から一歩路地に入ると、そこには日本の「昭和時代」を思わせるような古民家が並んでいました。早い時間に訪れたのでほどんどのお店は開店していません。その代わり、人も少ないのでゆっくり散策する事ができました。
老街(ラオチェ)とは、清朝や日本統治時代に造られた居住区の街並の事です。当時は街のいたるところに居住区が造られました。今なお住人が住み続けていますが、観光スポットとして人気のためか、カフェや雑貨店なども増えています。
カフェやショップなどもあるなか、住民が住んでいる建物も多く残っています。通りに椅子を置いてお喋りしているお年寄りなどもいて、全体的にゆったりとした雰囲気でした。
スイーツの自動販売機
神農街を歩いていると、いろいろな自動販売機を見る事ができます。その中で気になったのが、スイーツの自動販売機です。料金は50元から70元(約185円から約259円)で自動販売機の横にスプーンも用意されています。
薬王大帝を祀る開基藥王廟
神農街のつきあたりにある開基藥王廟には、1685年に建立され薬王大帝(やくおうたいてい)が祀られています。装飾が美しい建物ですが、狭い場所に建っているので全体の写真を撮るのが難しい。
少し下がって撮影すると別の建物が入ってしまい、大通りに出て撮影をしてみましたが、装飾が見えず雰囲気がありません。
神農老街のアクセス方法
台南駅から来る場合は88番の観光用の循環バスに乗り、神農街バス停で下車。そこから少し歩くと神農老街の入口があります。88番は本数が少なく、平日は1時間に1本、休日は1時間に2本しか来ません。
途中のバス停から乗る場合、必ず乗るバスに向かって手を振ってください。バス停に5人ほど並んでいたのに、誰も手を上げなかったら通過されました。
▼バスの到着が一発で確認できるアプリ

工事が中止になった地下街
神農街バス停の目の前に、入口らしき建物があります。台南には地下鉄がないので何の建物だろうと調べたところ、工事が中止された地下街でした。税金の無駄遣いと抗議があり工事は中止、今はバイクの駐車場となっています。
私が訪れた平日の午前中は、お店が開店していなかった事もあり、カメラを持った3~4組の観光客がいたくらいでのんびりとした雰囲気でした。
ライトアップされる夜には人も多くなるけど、昼間とは違った雰囲気が楽しめますよ。また徒歩圏内にある赤崁楼もライトアップさるので、一緒に訪れてみてはいかがでしょう。
▼神農老街から徒歩約20分で行ける赤崁楼

神農老街の詳細・マップ
神農老街/Shennong | |
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住所 | 台南市中西区神農街 |
アクセス | 88番バスで神農街バス停で下車。直ぐに入口があります |
その他 | ショップや雑貨店などもありますが、今なお住民が住んでいるので、落ち着いた雰囲気でした。300mの範囲なので約30分ほどで全て見る事ができます。 |
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