京都の世界文化遺産「二条城」見どころ&見学コースを紹介


二条城の目の前に建つ「ANAクラウンプラザホテル京都」に泊まった事もあり、開門時間の8時45分に到着。しかし、すでに団体旅行・修学旅行のグループ・家族連れなど30人程が入口付近に待機していました。

もともと人気の観光地でしたが平成6年(1994年)世界文化遺産に登録された事もあり、連日多くの観光客が訪れ混雑しています。

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二条城の歴史

慶応3年(1867年)に徳川慶喜が重臣を集め、政治の権限を朝廷に返上する事を二条城の大広間で伝えました。この発表により江戸幕府は終焉を向かえ、新しい時代が始まりました。

そもそも二条城は徳川家康の命により築造されました。徳川の初代将軍である家康が造り、15代将軍の慶喜が朝廷に政権を返上し、大政奉還を行った歴史的な場所です。


二条城の本丸は寛延3年(1750年)落雷のため焼失、天明8年(1788年)にも火災のため殿舎が焼失し、その後しばらく再建されず慶喜の住居として再建されるも、明治14年に撤去されました。そのため、現在残っているのは二の丸御殿のみとなります。


二の丸の歴史
二の丸御殿は桃山時代の武家風書院造りの代表的な建物で、建物面積3,300平方メートル,部屋数33,畳は800畳あまり敷かれています。

1603年に徳川将軍家康が京都御所の守護と将軍上洛のときの宿泊所として造営し、3代将軍家光により伏見城の遺構を移すなどして,寛永3年(1626年)に完成しました。


将軍の居間やお客様をお迎えするお部屋がいくつもあり、その部屋ごとに豪華な襖絵(ふすまえ)が描かれていました。ちょうど観光ガイドもかねているタクシーの運転手さんが学生グループにクイズを出していました。

Q)どうして金色で描かれている襖絵が多いと思う?
A)夜になると暗くなり、光があまりないので金色にする事で少しでも明るくみえるようにするためらしい。この時代、ロウソクも貴重な物で、油盞(あぶらつき)に油を入れ灯心に火をともし明かりをとっていたので、暗かったようです。

自分で自由に見学するのが好きですが、ガイドさんに説明してもらっても面白そうですね。

二条城の見学コース

開城時間は8時45分ですが、二条城は9時にならないと拝観することはできません。また二の丸御殿は写真撮影がNGのため、見どころのみ紹介させていただきます。

遠侍…城へ参上した大名の控えの間で「一の間・二の間・三の間・若松の間・勅使の間」などに分かれています。

勅使(ちょくし)の間…将軍が朝廷からの使者を迎えた対面所です。

式台の間…参上した大名が老中職とあいさつを交わした間です。

大広間一の間・二の間…大政奉還を発表した歴史的な間です。

大広間四の間…将軍の上洛のときに武器をおさめた場所と云われています。

黒書院…将軍と親藩大名・譜代大名の内輪の対面所です。

白書院…将軍の居間・寝室だったところです。


釣鐘(つりがね)
二の丸御殿の直ぐ隣にある釣鐘は、二条城と北側の所司代(しょしだい)との連絡に使われました。所司代とは室町幕府の役職で、侍所を統率する所司の代官です。



二条城と所司代に設置されていましたが、要するに警察みたいな組織との連絡に使われていたようです。


二の丸庭園
こちらの綺麗に整備されたお庭ですが、現在、二条城には江戸時代につくられた二の丸庭園,明治時代の本丸庭園,昭和時代の清流園の3つの庭園があります。


二の丸庭園は江戸時代に造営された、桃山様式の池泉回遊式庭園です。特徴としては「3つの島を置き」「4つの橋を架け」「西北隅に滝を落とし」「池の汀に多くの岩を配し」、庭園内を回遊して鑑賞する事ができます。


綺麗なお庭を眺めいると、建物付近で不可思議な動きをしている人達を発見。建物の外側の床の所に潜り何かを見上げています。

皆が見ているところは「鴬張りの 廊下(うぐいすばりのろうか)」と呼ばれる、廊下の仕組みでした。


二の丸御殿の廊下には、人が歩くと鶯の鳴き声のように「キュッキュッ」と音が聞こえる所があります。これは夜間など 侵入者があればすぐに分かるように、音が鳴る仕掛けになっているからです。

廊下が鳴る構造ですが、写真の矢印の金具の部分が廊下の板と完全に固定されていません。ここが固定されていない事で、人が歩くと「キュッキュッ」と鶯の鳴き声のように聞える仕組みです。

確かに廊下を歩いた時に音は聞こえていたけど、こんな仕掛けがあったんですね。静かに歩こうとするほ音が出ることから「忍び返し」とも言われています。


本丸櫓門(本丸東櫓門)
本丸櫓門(ほんまるやぐらもん)は本丸御殿へ続く通過門として造営され、1788年の天明の大火で唯一焼け残った櫓門です。


重要文化財に指定されている本丸櫓門は、本丸御殿への侵入を防ぐ櫓門と言うことで、石垣に囲まれた頑丈な造りとなっています。


本丸庭園
創建当時の本丸御殿は天明の大火で焼失し、その後、15代将軍の慶喜の居室として建てられましたが、明治時代には撤去されました。



現在の本丸御殿は、京都御所の敷地内にあった桂宮家の屋敷を移築したものです。焼失する前の本丸御殿は二の丸御殿とほぼ同じ規模の大きさで、内部は狩野派の障壁画で飾られていました。

移築された本丸御殿ですが、以前は春と秋に特別公開されていましたが、大地震時の危険性が判明したため、特別公開は中止となっています。


本丸庭園は本丸御殿が移築された後、明治天皇の命により明治29年(1896年)に造営されました。以前は枯山水の庭園でしたが、7ヶ月かけて芝庭風築山式庭園に改造されました。


天守閣跡
本丸庭園内には天守閣跡の石垣だけが残されています。寛永3年(1626年)に伏見城から移築された天守閣が建てられていましたが、寛延3年(1750年)に落雷により焼失し、その後、再建される事はありませんでした。


石垣を登るとベンチなどが置かれ休憩スペースとなっています。現在は本丸御殿と本丸庭園が一望できますが、移築された天守閣は五重五層と5階建ての高さだった事もあり、二条城全てが見渡せたようです。


加茂七石
北中仕切門のすぐ東側に加茂七石の「畚下石・紫貴船石・紅加茂石・糸掛石・畑石・鞍馬石・八瀬真黒石」の庭石が並んでします。




二条城の売店
休憩所も兼ねている売店には、京都のお土産やガチャガチャ、お菓子や飲み物なども販売されています。



二条城の二の丸御殿や庭園など見て周ると、約2時間程の見学時間を要します。人気の観光地のため、ハイシーズンはかなり混雑するので、なるべく早い時間帯に見学する事をおすすめします。

詳細・マップ

元離宮二条城
住所京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
TEL075-841-0096
開城時間8:45~16:00(閉城は17:00まで)
※平成29年7月、8月は7:00~16:00(閉城は17:00まで)

拝観料一般:600円
中学生・高校生:350円
小学生:200円
休城日年末年始 12月26日~1月4日
毎年12月・1月・7月・8月の毎週火曜日
(ただし当該日が休日の場合は,その翌日を休城日となります)
公式ホームページ元離宮二条城

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