台湾鉄道「南廻線」枋寮→台東→台北まで半日で楽しめる列車の旅


台湾南部には日本製のレトロな旧型客車が走っています。この列車が近いうちに廃線になると聞き、高雄から枋寮駅に移動し、南廻線「普通列車」の約2時間の旅にでました。

終点の台東駅に到着後、直ぐに普悠瑪(プユマ)号に乗り換え約4時間かけて台北駅へ移動。約8時間、電車に乗って移動するだけの列車旅の詳細を紹介します。

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高雄から台北までのスケジュール

南廻線(なんかいせん)のレトロな普通列車は1日1往復しか運行していません。そのため、今回は枋寮駅→台東駅へ向かう電車に乗ることにしました。


<高雄駅からのスケジュール>

高雄駅(10:02)→ 枋寮駅(10:30)
枋寮駅(10:55)→ 台東駅(13:21)
台東駅(14:00)→ 台北駅(18:20)







高雄駅から枋寮駅(89元/約320円)までの區間車の乗車券を購入していたので、いったん改札を出て枋寮駅から台東駅までの乗車券(104元/約374円)を購入。

ホームには階段しかなくキャリーバックを持っていたので悩んだ末、ベンチ付近にキャリーバックを置いてダッシュで改札で乗車券を購入。約1分ほどで戻って来たので荷物は大丈夫だったけど、最初から台東駅までの乗車券を購入しておけば良かった。

南廻線「普通列車」の車内

南廻線(なんかいせん)の普通列車(普快車)は1970(昭和45)年に製造された日本製の旧型客車です。2020年末ごろから全線電化開業予定なので、近いうちに乗れなくなるようです。

動かない扇風機、レトロな車内

50年近くも走っている南廻線は、レトロと言うより全体的に古さが感じられ、車内の照明も扇風機も動いたり動かなかったり。エアコンはないけど、窓を開ければ気持ちのいい風が入ってくるので問題なし!




2人掛用の座席カバーは古さがありますね。足元はそこそこの広さがあったので、心配していたキャリーバックも余裕で置く事ができました。





走行中に何故かこのドアが開けっ放しでした。閉めるのを忘れたのか、明けて走行するものなのか。誰も気にしていなかったので、このままでいいみたい。




トイレはあるけどニオイが強い…

車両と車両の間にトイレが設置されています。緊急の時にはありがたいけど、外でもニオイがキツイので、できれば使用しない方がいいかと思います。

トンネルに入るとノスタルジックな雰囲気が味わえる

古さが目立つ車内ですが、トンネルに入ると周りが暗く、ほのかな照明の明かりで「別の世界に連れて行かれる」ような雰囲気になります(※個人的な感想です)

南廻線の車窓からの風景

枋寮駅から列車が走り、途中からマンゴー畑や海を見る事ができます。窓を開け風を感じながら電車に乗るのも久しぶりで、テンションがあがります。







曇ったり晴れたりの天気だったけど、海沿いを走る時は晴れでした。思っている以上に青い海でキレイ。

途中駅で降りてしまう団体客

平日だった事もあり乗車客は少なく、さらに途中の駅で団体客と思われる方々が終点の台東駅まで乗らず、途中の駅で全員降りてしまいました。


ツアーに南廻線を乗るプランも入っていたんでしょうね。一番最後の車両でワイワイ騒ぎ、十分に楽しんだ後に下車するなんて、いいとこ取りですね。

台東駅からの移動方法

枋寮駅から10時55分に電車に乗り台東駅に13時21分到着。車窓の風景を見るだけの2時間26分の列車の旅、お尻は痛くなったけど良い想い出ができました。





台東駅の改札を出てトイレに行き、お弁当を購入して台北駅行きの電車に乗り換えです。台北にホテルを予約していなかったら、台東に泊まってみたかったな。

人気の花華線、前日に満席でも指定席が購入できる裏ワザを紹介

台東駅から台北駅へは普悠瑪(プユマ)号で移動します。全指定席の普悠瑪号は人気列車のため、時間帯によっては満席になる場合があります。

14時00分の普悠瑪(プユマ)号に乗るため、前日に指定券を購入しようとしたところ満席でした。次の便15時22分は空席はあるけど、中途半端に時間があいてしまいます。


どうするか決められず当日に考えようと9時30分頃に確認したら、キャンセルが出たのか指定席を購入する事ができました。事前に予約しても乗らない人がいるようです。

前日に指定席がない場合でも諦めずに当日確認して下さい。それでもない場合「台東駅→花蓮駅」「花蓮駅→台北駅」と分けて指定席を選んでみてください。

花蓮駅は下車する人も多いので、座席は変わるけど指定席を購入できる確率があがります。
 




普悠瑪(プユマ)号の車内で、電車が動く前に70元(約250円)の駅弁を食べ、台北駅までの4時間20分、爆睡です。

高雄駅を10時02分に出て台北駅に18時20分到着。8時間18分かけて高雄から台北に移動しました。

ただ電車に乗るだけの旅ですが、南廻線の普通列車はいつか乗れなくなるので、時間に余裕がある方は1度乗ってみてください。

スケジュール/料金

高雄駅→枋寮→台東→台北
スケジュール/料金・高雄駅(10:02)→ 枋寮駅(10:30)區間車(89元/約320円)

・枋寮駅(10:55)→ 台東駅(13:21)南廻線(104元/約374円)

・台東駅(14:00)→ 台北駅(18:20)普悠瑪(783元/約2,800円)
時刻表確認サイト台湾鉄道局
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