海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)は入口横に「巨大な潜水艦」が設置されています。ド迫力の潜水艦に驚きますが、こちらの史料館は無料で入場する事ができるんです。
建物の中には「海上自衛隊の活動に対する理解の促進」のため、実際し使用した実物の資料や、潜水艦の内部を体感できる展示品などが沢山ありました。
これだけの史料館が無料で入場出来る事に驚きですが、充実した展示品の数にもまた驚かされます。子供から大人まで楽しめる、そんな史料館の内部を詳しく紹介します。
海上自衛隊の「歴史」、掃海艇の「活躍」、潜水艦の「活躍&体験」
海上自衛隊呉史料館に来てまずビックリするのは、屋外に展示されている巨大潜水艦です。こちらは実際に使用されていた、ゆうしお型潜水艦の「あきしお」です。
2004年に第1潜水隊群第5潜水隊(呉)を除籍し海上自衛隊呉史料館に展示されました。実際に海の中を走行していた潜水艦が、展示品として呉に戻ってきたんですね。
愛称「てつのくじら館」は一般公募で決められました。当時6歳の女子が付けた名前ですが、子供から見たら潜水艦は「鉄の鯨」に見えたんでしょうね。ピッタリの名前だと思います。
1階には海上自衛隊の歴史が現在まで遡って、年表で紹介されていました。2階には掃海艇の海底作業の様子などが、写真や映像と共に紹介されています。
サンダーバードに出てきそうな黄色の乗り物は「S-4機雷処分具(遠隔操作無人探査機)」で、機雷に接近し処理用爆雷を投下し誘爆させ破壊していました。ペルシャ湾でも活躍し、沈底機雷の処理を行っていました。
2階には「掃海のあゆみ」や「機雷の種類と技術」「掃海艇による掃海」「ヘリコプターによる掃海」「掃海艇甲板再現」「掃海艇の構造と機能」など、マニアックな展示品が多くあります。
詳しく知りたい場合は「てつのくじら館の帽子」をかぶった職員やボランティアガイドが待機いているので、声を掛けて聞いてみてはいかがでしょう。
3階では「潜水艦あきしお」の艦内体験ができます!
建物の外に展示されていた巨大潜水艦「あきしお」は、なんと3階から内部に入る事ができるんです。艦長室や士官室などの生活の一部が見学でき、実際に触れる事もできました。
潜水艦なので狭いとは思っていたけど、こちらの三段ベットは閉所恐怖症の人にはちょっと厳しい狭さですね。
「潜水艦あきしお」の内部には「トイレ、シャワー、食堂、ベット」など最低限の設備が整っています。しかし乗員75名で、この狭い空間で何ヶ月も生活すると考えただけでも、海上自衛隊の任務の大変が分かる気がします。
1階のお土産ショップとカフェで自衛隊オリジナルグッズが購入できます
1階には「JMSDF SHOP」「JMSDF CAFE」があります。あきしお第10代艦長認定の「あきしおカレー」や帽子やTシャツなども購入する事ができます。
こちらで購入したのは自衛隊グッズではなく、呉市の名物「メロンパン」です。老舗パン屋「メロンパン」。お店と同じ名前のメロンパンは1個180円でズッシリ重い!
人気商品のため、直ぐに売り切れると諦めていたのに、海上自衛隊呉史料館で購入できました。タップリのクリームが入ったメロンパン。2人で1個くらいがちょうど良いでしょう。
海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館) | |
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所在地 | 広島県呉市宝町5番32号 |
開館時間 | 午前9時~午後5時まで(展示室入館は、午後4時30分まで) |
入場料 | 無料 |
休館日 | 火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日休館) |
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