宮古島の最東端に位置する、東平安名崎(ひがしへんなざき)へ行ってきました。宮古空港から車で約30分ほどの距離ですが、晴天だったので太平洋と東シナ海を一度に見渡す事ができました。
肝心の水平線ですが、灯台の97段の階段を上り一番高い所から確認。確かに水平と言うよりは、多少、丸いことが実感できました。
駐車場から灯台までの道
駐車場から灯台までは、約5分ほど歩き辿り着きます。道は整備されて歩きやすいものの、日陰や風よけがないため「強風や夏」はかなり大変です。
冬に訪れたので気温もちょうど良く、遊歩道の周辺には緑の植物や岩が点在しているので、広大な風景をみつつ散歩気分で楽しめました。
絶世の美女のため不幸になったマムヤの墓
遊歩道の脇に巨大な岩があります。この岩は、美人のため不幸になり東平安名崎の断崖から身を投じ亡くなったマムヤの墓です。いつの頃からか巨大な岩が霊を弔う「マムヤの墓」として伝えられるようになりました。
マムヤはニフニリの芳しい香りのする絶世の美女。妻子ある野城按司は、マムヤを見染めて恋仲になるが「将来の事を思えばマムヤよりは糞尿の臭いがしても妻のほうがいい」と論されてマムヤを見捨てました。心変わりを知り東平安名崎の断崖から身を投じ、悲嘆にくれた母親がふたたびこの村に美人が生まれないよう、神に祈願したと伝えられています。
日出る国の「宝玉」
宝玉の詳しい事は分かりませんが、石像の説明に「…それは「日出る国」の民、日本民族が太古の昔から、太陽を崇拝し、讃美した事に通ずるものであろう。その事を思い、初日輝く東平安名崎の地にこの宝玉を献立した」と書かれていました。
灯台に登ってみたら
入場料200円を払い、97段の螺旋階段を歩いて灯台の展望台まで登りました。階段は傾斜があるため、多少歩きづらいけど、頑張って登ったかいのある絶景の風景が広がっていました。
晴れていたのでコバルトブルーの海、そして水平線を一望できます。灯台は小さく1周するのに1分もかかりません。灯台自体はメチャクチャ高いわけではないけど、それがかえって海と陸が近くに見え、雄大な景色を眺める事ができました。
右に太平洋、左に東シナ海と分断するように突き出している岬。展望台から海が320度見えるため、地球が丸い事がわかると言われています。確かに水平ではなく、湾曲のような丸みがあるように見えました。
灯台上の周りの遊歩道
灯台周辺には遊歩道があり、岬からぐるっと歩いて駐車場まで戻る事ができます。道の両側には緑の植物や岩が多く、途中に巨大な穴や、植物の間に埋もれたテーブルとイスがありました。
椅子はところどころ欠けていて、少し座りにくそうですね。それでも緑に囲まれ海も望める、こんな所でコーヒーを飲んでみたい。
東平安名崎から台北まで403km
東平安名崎から那覇まで279kmですが、台北は403kmとかなり近い距離にあります。ちなみに、福岡までは1,093キロメートル、東京まで1,843kmです。
駐車場とトイレについて
駐車場は約50台あり無料です。駐車場の一角にトイレもあります。私が訪れた時には、アイスやドリンクなどのキッチンカーが数台停まっていました。トイレの裏側には、遊具が設置された広い公園があります。
詳細・マップ
東平安名崎(ひがしへんなざき) | |
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住所 | 宮古島市城辺字保良平安名 |
東平安名崎灯台の入場料/時間 | 大人200円(中学生以上) 9:00~16:30 ※97段の螺旋階段を上ります(エレベーターなし) |
駐車場 | 約50台(無料) |
アクセス | 宮古空港から車で約30分 |
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