クロマーツアーズの「バンテアイ・スレイ&ベンメリアツアー」の次なる目的地、「ベンメリア」に到着しました。
バンテアイ・スレイから車で約1時間「密林」や「廃墟」と言われていたのでジャングルの中を想像していました。
しかし、入口付近にはレストランやお土産店が並び、何だか肩透かしをくらった気分です。
シェムリアップから約40キロ、類似点が多いことから「東のアンコール・ワット」とも言われているベンメリア。発見当初のまま、今なおほどんど修復されていない手付かずの状態を維持しています。
ベンメリアは本当に天空の城ラピュタのモデルなの?
アンコール遺跡の中でもっとも崩壊した建物と言われ、その様子から天空の城ラピュタのモデルになった場所かも?と噂になりました。
ガイドさんによると以前は日本人が多く訪れる観光名所でしたが、現在は中国の団体客の方が多く訪れています。
ヒンズー教寺院として建造されましたが、仏教のモチーフをあしらった彫刻も多く確認されています。ここではアンコール共通入場券は使えず、入場料5ドルが必要となります。
東参道のナーガ像は、現存している中でもかなりキレイ
アンコール7大遺跡のひとつに数えられる大型寺院「ベンメリア」。12世紀中頃にスーリヤバルマン2世によって創設されたと言われています。
長い参道を歩きベンメリア寺院に向かいます。東参道のナーガ像は現存している中で、これだけ綺麗に残っている物はあまり無いようです。
この場所は道の石が持ち上がったのではなく、第三回廊の壁が崩れこの様な状態になったと言われています。
安全のため観光用に設置されている足場を歩きましょう
遺跡内には安全のため観光用の足場が作られていました。足場以外のコースは危険なので、かならず足場のある道を歩いてください。
遺跡に巻きついた木の根っこを見るだけ、自然の生命力と膨大な年月を感じる事ができます。
アンコールワットも長い年月放置されていたのに、ベンメリアの様に崩壊が進んでいません。
おそらく石と石の間に隙間が無かったので、木の根が入り込む事ができず、ここまで崩壊されなかったのではないでしょうか。
少年よ、何を考えているのかな?
完全に崩壊されていますが、目の前にある遺跡も元は回廊でした。そして、物思いにふけっている少年、まったく動いてくれないので、一緒に撮影してみました。
今は足場が作ら歩きやすくなっていますが、以前は足場もなく石の上を登ったり下ったりしながら観光していたようです。
そして、昔の記事を読むと虎が出るので、観光できる場所が制限されていたと書いてありました。確かに虎が出てもおかしくない雰囲気ですね。
経蔵は他よりは比較的綺麗な状態で保存されています。少し高くなっているのは、雨季になり周りに雨水が溜まっても、書庫内にある書物が濡れないためです。
遺跡を上ったり下ったり「本当に大丈夫?」
遺跡なのに登っていいの?と思える所もガイドさんの後に続いて歩きます。
今回、クロマーツアーズの「バンテアイ・スレイ&ベンメリア」ツアーで巡りましたが、郊外の遺跡は情報も少なく移動も大変なので、ツアーに参加して正解でした。
個人で自由に観光するのも楽しいけど、こんなに破壊されている遺跡は、ツアーで来た方が断然楽しめますよ。

楽しみにしていたお弁当の時間です!
今回のツアーはお弁当付きでした。ベンメリア入口近くのレストランで、ジュースのみを注文しテーブルを借ります。
そして、クロマーツアーズに用意していただいたお弁当をいただきます。
どんな中身かと言うと「おにぎり、卵焼き、揚げ物、フルーツ」と日本人に合う味で美味しかった!!
ベンメリア(Beng Mealea) | |
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入場料 | 5ドル ※アンコール共通入場券は使えません。 |
遺跡を見学する場合の注意点 | 2016年8月より服装に関する新たな規定を設けることが発表されました。 以下、禁止された服装です。 ・ノースリーブ ・ひざ上丈の半ズボン ・ミニスカート ※旅行者がヌード撮影をするなど、風紀を乱す行動が続いていることが今回の対策の原因になったと言われています。 |
持ち物 | ・水またはスポーツドリンク ・干し梅(熱中症防止) ・カメラ+モバイルバッテリー ※気温が高い時期は通常よりバッテリーの消耗スピードが速いため |
ベンメリアの歴史 | アンコール7大遺跡のひとつに数えられる大型寺院「ベンメリア」。12世紀中頃にスーリヤバルマン2世によって創設されたと言われています。ヒンズー教寺院として建造されましたが、仏教のモチーフをあしらった彫刻も多く確認されています。 |