台北から高雄まで新幹線に乗れば、所要時間約2時間で到着します。しかし、今回は以前から乗りたいと思っていた「超豪華な長距離バス」に乗り約5時間30分かけて高雄へ行く事にしました。
新幹線で行く場合「台北→高雄」は片道1,490元(約5,719円)ですが、アロハバスは630元(約2,418円)と半額以下です。少し時間は掛かりますが、時間に余裕がある方はバス旅も楽しいので試してみてください。
阿羅哈客運(アロハバス)
阿羅哈客運(アロハバス)は高雄を拠点に、南北間の長距離バス路線を展開しています。
長距離バスの乗車券は当日でも購入できますが、心配なので2日前には乗車券を事前購入。出発の約10分前になると、乗車の案内が開始されます。
阿羅哈客運(アロハバス)は4Fの搭乗ゲート
1階のコンビニでコーヒーやお菓子を購入し、早めに4Fにある阿羅哈客運(アロハバス)の出発ゲート前のベンチに座って待機します。
30分に1本の間隔でバスが出発しますが、登場ゲートの上にある液晶画面で出発時間が表示されます。自分が乗るバスの順番が来ると、係りが登場ゲートで受付を開始するので、バスのチケットを見せて乗車しましょう。
阿羅哈客運(アロハバス)の豪華革張りシート
荷物を預けて車内に乗り込むと、社長椅子のようなグリーンの革張りシートが2列並んでいました。座席はかなり広く、大柄の人でも余裕で座れるサイズです。
阿羅哈客運(アロハバス)には女性添乗員さんが同乗すると聞いていましたが、今回は添乗員さんは誰もいません。時間帯なのか行き先なのか、もしかしたらサービスがなくなったのかな。
車内設備・アメニティ
荷物札
運転手さんに荷物を預けえると、引き換えに荷物札が渡されます。高雄で荷物を受け取る時に必要なので、無くさず保管しましょう。
ミネラルウォーター、お菓子
添乗員さんはいませんが、各席のドリンクホルダーに「水・豆・おしぼり」が用意されています。
毛布のブランケット
阿羅哈客運(アロハバス)カラーのグリーのブランケットが、各席に用意されています。台湾の長距離バスでブランケットが用意されているのは、アロハバスだけと言われています。
12月でも朝晩は寒い台湾なので、厚い上着を着て乗車しました。それなのに、車内は冷房がガンガンに効いて物凄く寒い!
モニター画面
各席にモニターが設置され、ニュース番組やテレビゲームで遊ぶ事ができます。テレビのチャンネル数は少なく、たしか4~5チャンネルしかなかったと思います。当たり前ですが中国語の番組しか映りません。
リクライニング、フットレス
座席の肘掛にボタンを押すと、フットレスとリクライニングが自動で動きます。全身マッサージの機能も付いているようですが、今回は使いませんでした。
電源コンセント
窓側の肘掛の下に電源コンセントがあります。日本の充電コンセントも、そのまま使えます。
車内のトイレ
台北から高雄までノンストップで走るので、トイレ休憩はありません。5時間以上もバスに乗るので、気になるのがトイレですよね。バスの中央付近に階段があり、1Fに降りた所に扉があります。
多少狭いものの和式の便器が設置され、トイレットペーパを容易されています。台湾なのでトイレットペーパーは流すゴミ箱に捨ててください。
狭さを解消するためか、全画面ガラス張りとなっていました。狭いトイレなのにガラス張りって、なんだか恥かしい。
座席シートの大きさ
2列シートで座席数も少ないので、シート幅や足元もとても広く、荷物を置いても邪魔になりません。
隣のシートは、かなり大柄な男性でしたが、写真の通りかなり余裕があり、ゆったりしています。
アロハバスの乗車券の買い方
台北からバスに乗る場合、台北轉運站(台北高速バスターミナル)の1Fで乗車券を購入する事が出来ます。空席があれば当日でも購入できますが、余裕をもって事前までに購入した方が良いでしょう。
乗車券は窓口で購入します。日本語は通じませんが「日付、行き先(台北→高雄)、乗車時間、枚数(張)」とメモに書いて見せれば購入できます。アロハバスの搭乗ゲートは4Fにあるので、4Fと手書きされ、中国語で簡単に説明がありました。
阿羅哈客運(アロハバス)の時刻表はホームページでも確認が出来るので、事前に確認しておきましょう。
※引用元:阿羅哈客運(Aloha bus)
<時刻表>
http://www.aloha168.com.tw/Station/Time
<車種・設備>
http://www.aloha168.com.tw/Station/Equipments
高雄のバス停
台北→高雄へ到着した場合、高雄駅前で降ろされました。駅にはタクシーが並んでいるので、直ぐに乗る事ができます。
【高雄の阿羅哈 (アロハ)客運】
住所:807台灣高雄市三民區建國二路261號
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台北轉運站/台北バスターミナル
台北駅の北口に中・長距離バスターミナル「台北轉運站」が2009年に誕生しました。ショッピングセンター、映画館、オフィス、住宅などと併設しています。
台北駅地下街から台北轉運站(バスターミナル)へは「台北轉運站/Taipei Bus Station」の案内が沢山でているので、案内の方向に進んでください。
Y1出口は台北轉運站(バスターミナル)の正面玄関前に出るので、こちらがおすすめです。
チケット売り場
台北轉運站(バスターミナル)に各バス会社の窓口が並んでいます。「会社名、行き先、値段」や、出発時間が表示されたモニターが用意されています。
乗車券は当日や事前購入もできます。中国語が話せない場合でも「日付、行き先、時間、枚数」をメモに書いて見せれば購入できます。
インフォメーションカウンター
1Fの入口を入ると直ぐにインフォメーションカウンターがあります。受付の人は英語・中国語が話せます。
お土産、ワトソンズ、モスバーガー
1Fにはワトソンズ、お土産店、少し離れた所にモスバーガーもあります。AM8:30には訪れた時には既に営業を開始していたので、かなり早くから開店しているようです。
コンビニエンスストア
台北轉運站(バスターミナル)内にあるコンビニエンスストアには、お弁当やお菓子、ペットボトルの飲料水の他にも、茶葉蛋(煮玉子)などが販売されています。
長距離バスには欠かせない、お菓子やジュースなど購入する人が多いので、なるべく早く買っておきましょう。
バス会社ごとに違う搭乗フロアー
各階にバス会社の搭乗ゲート(待合室)があります。チケットに番号も書かれていますが、搭乗ゲートの上にもモニターがあり、出発時刻が表示されるので、こちらもあわせて確認して下さい。
<2階フロア>
- 統聯客運 (Ubus)
- 三重客運
- 新竹客運
- 國光客運
<3階フロア>
- 統聯客運 (Ubus)
- 豪泰客運
<4階フロア>
- 和欣客運(Ho-Shin bus)
- 豊原客運
- 葛瑪蘭客運
- 阿羅哈客運(Aloha bus)
- 國光客運
長距離バスの過ごし方は、テレビを見てあとは寝るだけ。しかし、隣のオジサンのイビキがうるさく眠れません。車内でも携帯電話は禁止されていないため、帰りのバスでは2時間以上、ずっと話している人がいました。
基本的には静かな車内ですが、ときどき眠れないほどウルサイ事があるので、眠りたい人は耳栓などを用意した方がよいでしょう。
詳細・マップ
阿羅哈客運/Aloha bus | |
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行き先 | 高雄、嘉義、台中 |
公式ホームページ | ・時刻表 ・行き先路線 ・車種・設備 |
台北轉運站/台北バスターミナル | |
住所 | 台北市市民大道一段209号 |
アクセス | 台北駅の向かい、台北駅地下街からはY1出口が一番近くです |
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